小商
収入は勿論あるわけないので、持ち物を換金していくしかないのだが、レコードやCDならまだまだ少しは残っていて、その中でも価値の付きそうなものから手放すことにした。
Discogsでアカウントを作り、手元に残っていたレコードを売りさばく。
その中でも自分が子供の頃(16歳ごろ)にリリースしたEP(勿論アナログ盤)が高騰しているので先ずはこれを手放すことにした。聴きたくなったら「誰か貸してくれ〜」とか呟けば一人ぐらい聴かせてくれるだろう。本人が言ってるんだから。
出品するや秒速で買い手が付いた。日本円で3万円だった。世の中には物好きが要るもんだなと思ったがとても助かる。
買い手はトムというアメリカ人だが、私の地元の広島のパンクシーンにとても詳しいヤツだった。随分と質問攻めに合い、売ったレコードも「金に困って泣く泣く手放すんだよ」と言うと「オー、ソーリー、俺も今までに何度かそんな目に合ってきたから気持ちは分かるよ」となんともアメリカ人らしい気遣いを受けた。
それから約2週間が経ち、各地から商品が無事届いたとの連絡。
値段を吹っかけてる手前、なんだか申し訳なく、オマケを追同封してしまうのだけど、それがなかなか喜ばれて良いフィードバックが返ってくる。
一体何をやっているのか? と自分でも思うが、オークションよりはコレクター同士の交流があって面白い世界だなと思う。英語の勉強にもなる。
しばらくはこんな感じで凌いで行くしかない。